欲しいもの~♪JAM THE YELLOW MONKEY~
吉田拓郎の歌声をあんなにぴったりしっくり、そしてさらりと表現した文章にズキュンと胸を撃ち抜かれました。改めて参りました。思い出して読み返してはうっとりしました。前ふりで、クラシックが聴きたいと言いつつ吉田拓郎かよ!と突っ込みたくなるお茶目なところも楽しみました。そこで今回は、あなたの記事へのアンサーソングでお返ししたいと思う。
♪JAM THE YELLOW MONKEY
儚さに包まれて 切なさに酔いしれて
影も形もない僕は
素敵な物が欲しいけど あんまり売ってないから
好きな歌を歌う
今年はイエモンをよく聴いた。部屋で、車の中で。再結成されてテレビに出ているのを見て、体の奥に隠れていた青春時代の琴線をぞわぞわっと刺激された。今は忘れし多感なあの頃に過ごした時間と感じたものすべてがスペシャルだったのだと思わずにいられない。
吉田拓郎(あなた)に尋ねられて、欲しいものは何かと考えていた。だけど何もなくて、代わりに「予期していなかった素敵なものを手にしたときの喜び」の感覚がむくむくと私の中で思い出されていった。例えばあなたからもらったブレスレットとか。それはそれは幸せな気持ちで満たされて、欲しい物を手にしたときの何百倍のセロトニンが出るだろう。本や歌詞の一節にも、同じように思ってもいなかった素敵な言葉をもらって幸せになるよね。今回の吉田拓郎の歌声についてもそうだし、今までのあなたからの手紙でもいっぱいそういうことがあったな。
予期していなかった素敵な物と言えば確かに手紙かも。オリンピックを見ながら、8年前に主人からもらったリオデジャネイロの絵葉書を思う。筆下手の彼が奇跡を起こしたような愛らしいメッセージが添えられている。あまりにも素敵なので今でも飾っている。見せたことあったかな?もしなかったら、今度うちに来たときに見せてあげるね。
初秋の風をあびながら今日も好きな歌を歌う。
あ、今欲しい物を思いついた。今年こそやっぱり秋刀魚皿が欲しいな。